■第一部■ - 13- 始まりの銃声 |
…PG開始から2時間2班では 「破ってはいけない様な沈黙」 が流れていた― 女子5番 森 雪枝が中飛に 「ねぇねぇ、あの外国の人さどんな人だろう、聞いてみてよ」 「…どうやってさ、どんな人かも分かんないのにかよ!」 中飛が声にならない声を出した。 「分からないから聞くんでしょ!私だって怖いわよ、ころ…」 森は途中で声を止めた。 「…うん、でも何もしないよりはマシさ」 「Hello Roberts. 」 「Hello Ryota.」 一方的にぎこちない会話は続いた、そして中飛が喋った― 「Will you participate in this program by what?」 (訳 君は何でこのプログラムに参加することになったの?) 「Should I teach?」 (訳 教える必要があるのか?) 「It is. Because you and we might be companions.」 (訳 あるよ!だってキミと僕たちは仲間じゃないか) 「When it is a companion … Is your Ore insulted?」 (訳 仲間だと…貴様俺を侮辱してるのか?) 「Such !If we cooperate, it is likely to being able to escape」 (訳 そんな!そんなことを言ってないよ、ただ僕たちが協力すれば脱走できるんじゃないかって) 「The escape … And you are foolish or the guard of here will be harder than that of Alcatraz. 」 (訳 脱走…ふふはっはは、お前は馬鹿か、ここはアルカトラスよりガードが固いぞ。) 「What is Alcatraz?」 (訳 アルカトラスってなに?) 「It is not … The prison of the legend that says that there is no escaper. 」 (訳 それはな…脱走者が居ないと言う、伝説の刑務所さ) 「Still, I want to live by everyone and to return.」 (訳 それでも、俺はみんなと生きて帰りたい) 「… Even even though this I die … I want everyone to live. 」 (訳 …たとえこの僕が死のうとも…みんなに生きてほしいんだ!) 「Is it true?..dealings..」 (訳 本当か?じゃぁ取引をしようぜ) うん…と首を縦に振った。 「OK、You are shot dead in this place … Then, these two person groups defend, and, however, when it cannot be done, all members kill … ?」 (訳 お前をこの場で撃ち殺す…そしたらこの班の2人は守ってやる、だがそれができない場合は全員殺す…さぁどうする?) 「OK…Kill me. 」 (訳 分かった僕を殺せ) 「ズガァーン」 空に無機質な爆発音が響いた―2人の乙女の悲鳴とともに… 「何だ!銃声か?」 「そうっぽいな」 とこの二人波川洋介と八戸夏彦だ。 「どうしよう!もう人が撃たれたって事かな!」 と波川 「いやそうとは限らないけど…とにかく」 「怖い!」 2人がかぶって喋った。 「バン」…「ドサッ」 波川が倒れた、その顔のこめかみの辺りから 「何か」 を流しながら。 「きゃー!!」 松原 茂美が悲鳴を上げた。 「そ、そうよ、こんな役立たずな男死んじゃったほうがいいわよね、ね、お父さん?」 漆原 実花が喋った。 (そ、そうさ、俺は狂っちゃいない、俺はマトモだぜ!イエーイ) こんな場違いのことを八戸は考えていた。 (しかし、どうするよ、な、なつひこ…まず落ち着け…) (狂ってるやつに、話したって無駄さ…だとしたら殺る!でもおれにやれるのかよ?〜あーあ、なんで神様は小野寺とか川津・奥のような武勇を俺にくれなかったのさ) 相変わらず、八戸の鼓動は高鳴り、考えは浅く・広く、広がっていった。 (デイパックとか言うやつが幸い俺の真後ろにある、探ってみるか…こ、これだ、ナイフ突っ込んでいけば…勝てる!でもなぁ〜あっちは銃だぜ、待ってくれよ神様) 相変わらず、悩む八戸、答えが出ないのを分かっていながらも。 (くそっ、今までした悪いこと全部喋るからさ、助けてよ神様!しかも全校朝会で喋るぞ!こんなこと考えたって、答えはでねぇっつーの、夏彦) そう考えている間に、2発目の弾丸が夏彦の、顔をかすめた。 (いってーこの糞女!もう容赦しないぜ、OK夏彦1、2のドンで突っ込むぞ。) 「うらぁ!」 ドス…ツ―漆原の顔から血とかいろんな物が流れてた… 「あひゃ…俺殺しちまったよ!なぁ松原さんよ、俺はどうすればいいんだよ!」 「夏彦君…まずはここから出ましょう、デイパックを持って」 胸の風穴はもう施しようもない―そう一度失ったものはあまりにも大きすぎたから… |
死亡 | 男子七番 波川 洋介 |
銃殺 |
女子八番 漆原 実花 | 刺殺 |
【残り 人】 |
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