■第一部■ - 4 - さぁ、闇の中へ |
男子12番日向 星斗は首に冷たいものを感じ目を覚ました。 「何だよ・・・コレ・・・」しかもココは、木造の校舎・・・ 隣の男子12番奥寺 隼人も目を覚ました。 「おい、日向・・・ここ何処だよ・・・」不安げな表情である。 その問いに答えたいが、自分もそれが一番知りたい・・・「どうするこの状態で」なんて考えが浮かぶ・・・ 10分もするとだんだん皆目を覚ましてきた。 その時・・・「ガラガラ〜」とドアの開く音。 どうやら30代の男のようだ・・・ 「はい、着席」 男のドスの効いた低い声。 続けて、男は黒板に、「亜細亜的教育改革法案参考的実験台」と黒板に書いた。 意味が分からない星斗はそう思った、星斗だけでなく、皆分かって無いと思う。 その下に「担当教官 斎藤 伸治」と書いた。 「えーと、この栄えある実験第に選ばれた皆さんの担当教官になれることを光栄に思います、ところで皆さんは、コレが何か分かりますか?・・・分からないようだね・・・じゃあ、こう言ったら分かるかな・・・プログラム・・・とね」 プログラム・・・そう大東亜共和国で行われてたデスゲームのことである。 「これから皆さんに修学旅行の班になってもらう、じゃあ早速、席を版ごとにしろ。」 「ハイ、とてもいい動きだな、早速だが、このゲームをやるに当たってのルールを〜」 プログラムは、この国でもある― |
【残り32人】 |
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